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急展開

8月最終週、30年間枚方の家で独り住まいをしていた母へ急に決まった次女の結婚を報告するため、私達夫婦は大阪に向かった。
暑さの峠は越えていたが、まだまだ大阪の残暑は厳しい。

『元気なあいだは独りで枚方で頑張る』と電話では言っていた母も86歳で、気に掛けていた次女の縁談は母を大いに喜ばしたが、暑さがこたえたのか元気が無く、次女の『結婚式に横浜まではよう行かんわ』とすこぶる弱気。

横浜に戻ってからも夫婦の話題は老母のこと。

妻の両親は他界していて、妻にとっても母と呼べる唯一の人である枚方にいる母と『早く一緒に住んであげるべきや』と、妻は私を責める。でもまだ気に入った物件が現れていない。9月に入って、以前に行って好感した不動産屋に電話して、土地物件から中古住宅物件に目標を変えて、候補物件探しを依頼した。

数日して『候補物件を案内したい』という電話をもらい車で3時間強離れた現地に。
数箇所物件を紹介頂いた中では築10年のOMソーラーハウスが気に入る。

それは土地が120坪と希望より小さいが、家は無垢の杉材がふんだんに使われていてログハウス志向の私も満足でき、妻もオープンガーデンが可能だし、母の部屋も確保でき、予算的にも程好い物件であった。
(不動産屋にはそうは言わなかったが・・・・。)

母を喜ばそうと、この物件資料を持って枚方に向かった。

以前は『弱ったら関東に行くので面倒見て』と言っていた母は、相変わらず元気が無い。いろいろ話すと、私達の居ない30年間にご近所との濃密な人間関係が出来上がっていて、他の場所に行きたくないと言い出した。

私達夫婦のように7年で転居という身軽さの上、近所付き合いも希薄なマンション住まいと違うし、自分の親の様に老齢の母を支援頂いた隣人の事を考えると、仕事のためとはいえ永年母を放っておいた親不孝の私には反論はできない。

母の意志を確認して横浜に戻り、妻と相談すると、『今まで7年くらいで転居してきたので、御母さんが存命中は大阪で暮らして、その後また娘達のいる関東に転居したらええやんか』などと簡単に言ってくれる。

しかし、新しい土地ではないし、首都圏からも遠く、水道水は塩素臭い、30年前の裏山は宅地開発で緑がなくなっており、60坪の土地では農的生活をという訳にはいかない。すべて夢から程遠い。(^^;)

終の棲家探しなどと肩を張らずに、ここは柔軟に考えるか。
と夫婦で結論を出したのが9月終わり。

10月4日、大阪へ行って、母に『枚方の家で同居したい』と話すと大喜び。

改めて点検すると築35年の家は、床が凹み。風呂がヒビ割れで湯が漏れており、屋根の老朽化もひどい。それにカビ臭いのが気になる。リフォームしないと住めないと判断し、近所でリフォームを担当した地場の工務店を呼び、見積りを依頼して横浜に戻る。

その後の母はというと、すっかり安心したためか、12月の次女結婚式には一人で新幹線に乗って横浜までやって来て、元気な姿を見せて結婚式に出席した人達を驚かせた。(^^)

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1.リタイヤして」カテゴリの記事

コメント

ぐりさん、応援よろしくお願いします。(^^)

投稿: kawa | 2006/07/26 05:50

素敵な住まいになりそうで楽しみですね。
今まで西に東に北に忙しく飛び回っていたkawaさん、これからは親孝行という新たな偉業に挑まれるとのこと、是非この分野でもすばらしい成果を上げられることをお祈りいたします・・・!

投稿: ぐり | 2006/07/25 23:49

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