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間取り決定から

2月中旬に大阪での打合せで決定した基本間取りは、中央のLDK上に吹き抜けがあって、2階は西の夫婦寝室・クローゼットと、東の多目的室・トイレ・押入れを、吹抜け北上の渡り廊下でつながっていた。このため東西方向の水平強度が弱く、それを補強する構造設計が出来るかがポイントであった。

1週間経って福味さんから
 「西の寝室北上部から東のトイレ・押入れ上部までに幅5間×奥行1間(10畳)の小屋裏収納庫+ロフトを設けて、東西方向の水平強度を補強する」
という案がメールで送られてきた。
そしてロフトの北に窓をつけて排気できる様にし、南から北上への空気移動を考慮して片流れ屋根と勾配天井にした立面図が添付されていた。

基本間取り図では妻が欲しかったロフトは無かったが、収納は十分足りていてロフトはあきらめても良いと妻は言っていた。そのロフトが出来たし、北面上部の明かり取り窓は私の希望だったので、この案には私達夫婦は大満足。(^^) 

この後メールをやりとりして、各部の窓や扉や床材などの細部検討を進めて行ったが、写真画像も添付頂き、メールだけでも十分検討が出来たと評価している。

Photo福味さんからは、基礎のコストダウン案として左図の逆スラブ基礎が提案されてきた。
べた基礎で出る残土処分費がこの基礎は少なくて済み、基礎工事費を 1/4程度削減出来るというものだった。私は冬は寒そうだなというのが感想だったが、コストダウンになるなら実際にその基礎で造った家を見せて欲しいと要望して、その基礎上のリビングをタイル仕上げした家があり、3月に見学できるか施主に尋ねて頂く事になった。

この時期に妻が一番熟慮していたのはキッチン。キッチンは間仕切らずアイランドタイプにし、IHヒーター設置と決めていたが、その他検討すべきことはいろいろあった。

①システムキッチンにするのか、システマないキッチンにするのか
②システムキッチンとするとメーカーがどこが良いのか
③カウンタートップは何を選択するのか
④パネルの色をどうするか
⑤排気は従来のレンジフードにするかグリーンハイキにするか
食器洗い機は自分の生活スタイルでは必要か
⑦排水口のトラップ形状は浅型が主流だが、ゴミ詰まりは無いのか
などなど。

横浜にあるキッチンメーカー8社(松下・TOTO・INAX・クリナップ・サンウェーブ・タカラ・ミカド・ベルテクノ)のショールームを顔見知りになるくらい何度も訪問して判ったのは、どこのメーカーもそれぞれ良さがあって、どこのものが良いという程の差は無く、選び手が何を重視するのかが大事と感じた。

妻が最重視しているのは上記の⑦項であるという事だった。最近流行の細かい網目の浅型トラップはシンク下の収納容量は増えるが、「すぐに目詰まりであふれる」とご近所でキッチンをリフォームした方から聞いていた妻は、その事が一番気になった様だ。その対策をしているのはS社の新タイプしかなく、妻のキッチン選択は一件落着した。



最初からここまでの総メール件数は110通。
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福味さん設計の家訪問

建築家選びの際に、福味建築士が設計監理した家を訪問しなかったのが妻には不満だったと先に書いた。1月と3月に2軒の家を訪問できたので感想を書いてみたい。




1月22日、SwannHouseの訪問は、施主のHPを隅々まで読ませて頂いていたので、次世代省エネ住宅での住み心地をお聞きできるのを楽しみにしていた。

福味さんと竹原さんに同行して訪問させて頂いたSwannHouseの外観は、写真の様に南面に大きな窓と深い庇を持ったサイコロハウスで、外壁はガルスパン仕上げ。ご夫婦と小学生のお子さん2人の4人家族で住んでいらっしゃった。

室内壁面は仕上げを省いて耐力壁を兼ねたOSBの構造材表し。はじめは見た目に違和感があったが、しばらくお邪魔しているとOSBも見慣れて悪くない。ここでコストダウンし、最高級断熱材ネオマフォームの外貼り断熱・基礎断熱に重点的に費用をかけるという施主の合理性が感じられた。

訪問させて頂いた日は晴天で、大きな南面の窓からの日射があって暖房を全くしていないのに暖かい。夜間や日射の無い時にはFFヒーター(写真左)1台での床下暖房で家中が十分暖かいとのこと。夏はとお聞きすると、深い庇で日射をさえぎっていて、南面窓から入り北側上部ロフト横のドレーキップ窓に抜ける風でクーラーを必要とする日は少ないし、外出から家に入るとヒンヤリした感じがすると奥様が仰った。さすがは次世代省エネ住宅だ。

玄関横クローク天井と2階のリビング畳の間にある床下収納がつながっており、リビング東面デスク足元と1階寝室の天井が通じていて、家が一体となった感じや、両面から使える押入、1階寝室南面の電動ブラインドシャッター、ロフト天幕中のダウンライトでの間接照明、住宅には珍しい折板屋根と、施主&福味さんのアイデアに満ちた家であった。




福味さんから基礎のコストダウン案として逆スラブ基礎が提案された。この基礎はべた基礎の残土処分費が少なくて、基礎工事費を 1/4程度削減出来るというもの。この工法で建築された家が左の写真。

3月12日、雪が積もり氷雨。訪問前に昼食に立ち寄ったご近所のレストランでは足元がジンジン寒かった。お宅に入ると床下空間が無く、リビングは基礎にタイル仕上げ。床がさぞかし冷たいかと思ったが、リビングに石油ストーブ1台での暖房なのに、素足で歩かせて頂いたが窓に近い隅の床までほんのり暖かいのは驚き。ダイニングで施主夫婦のお話をお聞きしたが、ご近所のレストランの様に足元が寒くない。

南西向きの大きな窓のお陰で冬は日射があると昼間はストーブ要らず、夏はベランダの大きな日よけで日射も無く、風が良く入って涼しくてクーラー要らずと半袖で元気な奥様が仰る。床のタイルと基礎の熱容量が大きく、床面の温度が外気温に左右されにくいのが冬も夏も快適なのだろう。

福味さんのHPではこの家は旧省エネ基準同等の温熱環境等級2となっていた。後で福味さんにお聞ききすると、性能基準では2と考えるが、厳密には床断熱の配慮していないので、仕様基準では温熱環境等級1だと言われた。今頃の家は耐力壁として構造用合板が使われているので、気密性能が良くて意外に冬も寒くないのかもしれない。



2軒のお宅を訪問して、福味さん設計の家は気密性能がよく、南面から北上に抜ける風の流れを十分考慮しているのが特長かなと感じた。
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