本と間取り作成ソフト

建築家とのお見合いが済み、横浜に戻ってから、たっぷりある時間を利用して、家作り過程を楽しもうと、家作り関連本を読んだり、間取り作成ソフトで間取り図を作成してみた。

この期間に読んだ本と使ったソフトの感想は以下の通り。
本質を暮らす贅沢な家。

PAC(パッシブエアーサイクル)住宅の住まい手からのメッセージを実例写真、間取りとともに紹介された本。住宅システムの宣伝本にとどまらず、よい家に住むことの意味を見つめなおすのに役立つのでお勧め。

価格の見える家づくり

価格に納得できる家がほしいという人たちのために書かれた本で、住宅価格の構造が理解できて勉強になった。オープンシステムが生まれるまでと仕組みの解説本。

「いい家」が欲しい

家作りベストセラー本。外張り断熱工法への思い入れが強く、そのために言いすぎの部分があるが、それを踏まえて読むなら、これから家作りをされる方には必読の本と思う。

外断熱」が危ない!

外張り断熱に対抗して充填断熱の家の良さをアピールしている本だが、建築家としての実践から断熱や気密に対する解説が勉強になる。これも家作りをされる方には必読の本と思う。

誰も知らなかった「ローコスト住宅」の正しい知識

住宅コストのカラクリやローコスト住宅と称するハウスメーカーのうそを暴いて、正しいローコスト住宅とはと問いかけている本で、間取りとコストの関係がよく理解出来た。


Image21新在来木造構法マニュアル


NPO新住協で発行されている本で、上記「外断熱が危ない」の著者西方さんの先生であり、「高断熱高気密」という言葉を創った室蘭工業大学の鎌田教授が監修された充填断熱工法のマニュアル。建築が専門で無い私にも家を建てる手順が判りやすく、気密・断熱面の設計でもっとも影響を受けた。充填断熱をと考える人にお勧め。

3Dマイホームデザイナー2006

このソフトは間取り図から3Dでバース図からインナーウォークまで出来るソフトで、素人の私には立体的なイメージがつかみやすかった。
建築コストを小さくする事を考えて、私がこのソフトを使って作成した総2階で2階リビングのサイコロハウス案が、福味さんからメールで頂いた45度角度をつけた案と角度を除けば近かったのも建築家選びで福味さんを選ばせて頂いた一因だった。
以後も福味さんから送られてきた間取り図は全てこのソフトに書き直して3D表示して検討するのにたいへん役立った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

建築家選び

今回お見合いした5人の建築家は、提示した予算額で設計監理を引き受けて頂けるとの事だったので、私達が一緒に家作りをして下さる人をどなたか一人選ばねばならない。

サラリーマン現役時代には、新入社員選抜面接も数多く経験してきたが、その場合こちらがプロで相手は素人なので選択はそう難しくない。しかし建築家選びは、こちらが素人で相手はプロ。素人にはプロの本当の違いが判らないので、プロを選ぶというのは難しいものだ。

妻と話し合い、消去法で選んでいった。
意欲が伝わらなかったY建築士と建材の自由度が少ないR建築士をまず外させて頂いた。

次にオープンシステムでコストパフォーマンスが高く、質の高い仕事をされていたS建築士は人柄が良く魅力的だったが、オープンシステムでは私達が横浜に住んでいるため、業者選定などに大阪での時間を多くは割けない点で不安があって断念することにした。近くに住んでいたならSさんに決めていたかもしれない。

横浜に戻って3人の建築家にはお断りの連絡をし、残る2人には決め兼ねていて時間が欲しい旨を伝えた。

実はお見合いの後横浜に戻る前に、妻から「Hさん設計の家を拝見できないか聞いてみたい」という提案があり、早速Hさんに電話して、写真集で気に入ったお宅訪問のアポイントを唐突にお願いし、Hさん同行でお宅を拝見した。そのお宅の奥様と2時間も歓談させて頂き、妻はHさんを気に入った様だった。

私はお見合い時、Hさんが住宅性能表示制度に消極的という点が気になっていた。Hさんはお宅訪問後に近くの喫茶店で「訪問したお宅の等級は今はどの程度なのか判りません。今後設計住宅性能評価を希望される方が増えていく可能性もあり、良い機会なので調べてみます」と言われていた。

家は数値では考えられない定性的な部分が多いと思うが、住宅性能表示制度を利用するかどうかは別にして、住宅性能表示制度に示されている定量的な数値は、設計する家の品質の物指しとして最低限抑えておくべき側面であろうかと理工系の私は思っていた。建築家は自分の設計した家が住宅性能表示制度のどの位置にあるかを把握しているだろうと勝手に思っていたので、Hさんの答えは意外だった。

次女の結婚式準備などで建築家選びは中断していたが、F建築士からは「カタチ」の「カ」以前の段階だとして、私達の既成概念を打破するためにと東西13m×南北15mの敷地に45°角度をつけた総二階の32坪でサイコロハウスのレイアウト案がメールされてきた。この案は四隅にできる庭に意味付けをし、1階が寝室・水廻り、2階はLDKという案であったが、私は案の面白さと積極性でFさんに気持ちが傾いていた。

結婚式が無事済み、妻や横浜に来ていた母と建築選びを話し合ったが、姉歯建築士の耐震偽装事件に対する連日の報道にも感化されたのか、妻も住宅性能表示制度への関心が急激に高まった様子。住宅性能表示制度評価員をされている事もあって積極的なアプローチを頂いたF建築士に家作りをお願いしようという結論になったのは、お見合いしてから1ヶ月後。H建築士と「ザ・ハウス」のYさんには大変ご迷惑をおかけしてしまった。妻はFさんの設計されたお宅を訪問していない事が不満材料だったので、次回大阪行きの際にはその事をFさんにお願いしてみたい。



お見合いで建築家選びをしてみようと思われる方は、事前に以下の事をするのをお勧めしたい。
①こちらの要望を箇条書きにして、お見合い前に建築家に届ける
②お見合い前にプレゼン間取図作成をお願いしておく
③過去に設計監理されたお宅を訪問できる様、お見合い前にお願いしておく
住宅性能表示制度を勉強する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

建築家とのお見合い

11月になって私達夫婦は5人の建築家とお見合いした。
お会いした順に感想などを書いてみたい。


H建築士:「ザ・ハウス」で紹介頂いた女性建築家。
提出した資料のFAXをよく読んで頂いていて、いきなり「お母さんを関東にお呼びになるのが一番良いのではないですか」と指摘される。その後も鋭い質問が続き、私達の反応から住まいのニーズを引き出された様だ。

Hさんの過去の作品(私は作品という表現は好きではないが)写真集を拝見し、女性らしい優しい外観や主婦の動線を重視した間取りに感心する。

建築家との最初のお見合いだったため、私の方からは何を聞くのが良いか戸惑ったが、住宅性能表示制度について聞いてみたら、「あれは国が勝手に決めた事で私は消極的です」と答えられた。なるほど、私もサラリーマン現役時代に同じ様な考えを持った事もあって理解できる。(^^)


R建築士:ローコストハウス建築を得意とされる女性建築家。
私の要望などのメールを元に作成された、ステップフロアで母と私達夫婦の個と共有の場を作り出しているプレゼン図面を提示し、それを基に意見交換して、こちらのニーズを聞き取っていく方法を採られた。

担当工務店も同席されての前向きな姿勢と、工務店社長が「これからの家は住宅性能表示制度の採用」をと熱心に話されたのが印象的だったが、ローコストの手段として、決められた建材から選択する方法(建材の標準化)のため自由度が少なくなる感じがした。


Y建築士:「ザ・ハウス」で紹介頂いた御夫婦の建築家。
住宅雑誌にも掲載されている建築家で夫婦が共同して設計されている。建築予定地の枚方市に事務所があって、現地周辺の様子にもたいへん詳しいので、監理頂くにも地元の利があるように感じた。

Yさんの作品写真集を拝見したが、自分達の設計能力を無理に売り込むという事もされず、淡々とした話しぶりは非常に誠実な方々と感じたが、一緒に家を創ってやろうという意気込みは感じず、ちょっと物足りなく思った。


S建築士:「オープンシステム」講演会で知った建築家。
「まずは建築中の家を見ませんか」と言われ、車で案内して頂く。腰の軽さは建築家の先生というより不動産屋のノリだ。拝見した家はもうすぐ竣工という段階で無垢の木が美しく、各所にアイデア豊富で素晴らしかった。お隣に住む施主の母親に家の中を案内頂いたが、話の端々からS建築士との信頼関係が伺えて、施主と一緒に良い家作りをされているなぁと感じた。

事務所に戻り、私の要望メールを基に30坪弱の延べ床面積で上手にまとめて頂いていたプレゼン間取図を提示され、それを基に私達の要望を聞いて頂いた。


F建築士:「Web 週刊グリーンハウス」を発刊されている建築家。
大阪で高気密高断熱の家SwannHouse」は北海道在住時から高断熱に関心があったので興味深く隅々まで読ませて頂き、その家を設計監理されたF建築士の
「Web 週刊グリーンハウス」も全部読ませて頂いていたので、お会いするのが楽しみだった。

事務所のT建築士が私の要望メールでプレゼン間取図を準備されていた。図は私が書いた全ての要望を確実に採り入れられていたが、南側の庭が無く、南隣家の尻を見ながら暮らさなければならない様で不満だった。私達の不満点を探るのも叩き台図面の役割であって、これを基に私達の話を聞いて頂いた。Fさんは住宅性能表示評価員をされている事と、どんな話も耳を傾ける寛大さが感じられ頼もしく思った。


5日間にわたる5人の建築士とのお見合いが無事終わった。

今回のお見合いで、プレゼン間取図を予め作って頂いた建築家が3人。成約するかどうか判らない相手に手間を掛けて頂き、申し訳ないと思ったが、建築家とのお見合いに慣れない私達には話しのきっかけが出来て有難かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お見合いまで

「「ザ・ハウス」のYさんから紹介頂く建築家は厳選された素晴らしい方々だったが、不謹慎にも、どうせ大阪に行って建築家とお見合いするなら、他の手段でも建築家探しをして、お会いして色々な話を聞いてみたいと、インターネット検索や講演会で知った建築家の中で、大阪で家作りをしてくれそうな数名の方々に、お見合い申し込みメールしてみた。

その結果
・「オープンシステム」講演会で知ったS建築士
・ローコストハウス建築のR建築士
・「大阪で高気密高断熱の家SwannHouse」を設計監理されたF建築士
の3事務所に訪問する日程を詰める事ができた。

Yさんからは大阪市のH建築士、枚方市のY建築士のアポイントが取れたが、お見合いまでに予め建築家に伝えておきたいので、建築についての希望事項を箇条書きにしてまとめた文書を作成して欲しいと要請された。
「ザ・ハウス」には定型アンケート様式があったが、それを補うためらしい。

早速、居住予定者・物件住所・敷地面積と現況と共に以下の事項を書いて提出した。


現況問題点:
 1.老朽化(築35年 知り合いの大工さんに建てて貰った)
 2.断熱・気密性悪い(夏暑くて、冬寒い)
 3.耐震性に疑問
 4.母の部屋が西日で暑いので常時雨戸を閉めていて暗い
 5.風通しが悪い(風の抜道がない)
 6.階段と屋根北側が急勾配
 7.キッチンが1階でリビングが2階で夫婦のコミュニケーションが取り辛い
 8.1階に使い勝手の悪い小和室
 9.風呂場が狭い
 10.東側の湿気(東から西へ勾配のある造成地のため隣家との段差の影響?)

希望事項:
 1.LDKが同じ階に(私と妻が気配を感じられる)
 2.1階に母の寝室と仏壇(畳部屋か畳ベッド)
 3.2階に主寝室・納戸(またはクローゼット)
 4.娘達が帰省した時に泊めてやれる場所
 5.内装はログハウス風無垢板壁を(木のぬくもり)
 6.オール電化(札幌でIHヒーターと深夜電力利用の給湯・暖房のよさを体感)
 7.廊下不要又は最小化
 8.可能な限り収納を多く
 9.小型犬の居場所


簡単すぎて役に立つのかなと思ったが、Yさんからは「これで結構です。建築家にFAXしておきます」とのこと。

11月に大阪で毎日1人づつ5名の建築家とお見合いする事に決まったが、この文書については他の建築家にも同じ条件になるようにメールしておいた。(^^)

| | コメント (8) | トラックバック (0)