工務店選定とVE

4月中旬から5月末までは、竹原さんと細部検討を続けた。蓄熱暖房機周り・玄関扉&アプローチ・手摺・キッチンワゴン・循環ファン・造作棚&机・床下点検口・トイレ・照明器具・TV端子&コンセント位置・サッシュ・オーニング・内外装材などを、竹原さんから提案メールを頂き、私が返答メールするという形でやりとりをして一つ一つ決めて行った。

5月26日に建築確認の申請をして頂き、工務店選定の段階になった。私が推薦した工務店を含め4社からの相見積りが出揃い、6月7日福味さんの事務所に日帰りで出向いて業者選定をした。竹原さんがExcelで作成頂いた4社の工事項目別見積り比較表を前に、福味さんから各社の特長を詳しく話して頂いた。私は見学したSwannHouse逆スラブ基礎の家の建築を担当された吉岡木材さんも比較表に入っていて、価格的にも良かったので、即座に「吉岡さん」と決めさせて頂いた。

しかし、見積価格は当初設定した予算額には1割程度の乖離があった。資金的にはそれで実施しても良かったが、40年強のサラリーマン時代に殆どVEやコストダウンに携わってきた性(さが)なのだろうか、なんとか当初の予算内に収めたいという気持ちが強く、その事を福味さんに伝えた。

見積りは十分詰められている事は比較表で工事項目毎に他社と比べて良く判っていた。それ以上は建築仕様を再検討しVEするしかない。工務店はFIXする事とし、VEのアイデアを出し合う約束をして横浜に戻った。

福味さんからは、内装仕上げに私が指定した薩摩中霧島壁をビニールクロス仕上げにすると差額の50%は解消するとの提案メールを頂いた。確かに大きい額になる。
一番大きい所から目をつけるというVEの鉄則だ。しかし私は以前から我が家を建てる時にはビニールクロス仕上げは避けたいと思っていた。(^^;)

以前横浜にある会社のショールームで、間仕切りに使ってあった薩摩中霧島壁に霧吹きをして他の壁材サンプルとの比較を見せ付けられて、私達夫婦はすっかりその壁の虜(とりこ)になっていた。面積の大きな全壁面に使用したら、暑くて湿気の多い夏場の大阪でどのくらい効果があるのか体験したくて、こだわりたいアイテムだった。

ショールームでの霧吹きテストで薩摩中霧島壁ライトでも調湿効果はあったので、
ライトへの変更か漆喰塗料カシヌールを提案メールした。福味さんはカシヌールの担当者を事務所に呼んで説明を聞き、比較検討して頂いた。拙宅の場合「カシヌール自体はコストメリットはあるが下地の大工手間が増えてトータルではライトとコスト的には変わらない」という結論で「どちらにするか選択して欲しい」とのメール頂いた。

それなら薩摩中霧島壁ライトにしてもらい、VEは他で細かく積み上げるしかない。

冬場北海道で使っていた蓄熱暖房機は、夜間電力利用で電気代も少なく、厳冬下でも室内では下着1枚で快適に過していたので大変気にいって、床下暖房用として見積りに入れて頂いたが、福味さん設計の家訪問の体感から関西ではそこまで要らないかもと夫婦で話し合って取りやめる事にした。竹原さんには泉北にあるショールームまで実物を見に行って頂き、基礎や暖房機周りの細部設計をして頂いた労力を無にしてしまって申し訳ないが、差額の25%が削減出来る結果となった。

これを筆頭に小さなものは2万円という項目も含め21項目もの仕様変更や取り止め検討をしてなんとか納得の金額にまでまとめて頂いて、建築工事請負契約を結ぶことが出来た。(^^)


ここまでのメールやりとりは合計322通。

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仮住まいの家探し

リタイヤしてから65歳で築25年の家を建て替えされた、かって上司だった I さんを仮住まいのお宅に訪問した時に、私が「まだ痛んでいないお宅を何故建て替えされるのですか?」という質問に次のような話をされた。


母に先立たれた親父が92歳で亡くなったが、いつ死ぬかも知れないと思ったのか、延び延びになって改築もせず、ここまで朽ちかけた家によく住んでいたなぁと感じた。

長寿の家系で自分もその歳まで生きると思うが、今の家があと30年も保つとはとても思えないので、いつかは建て替えるか転居するかをしないといけなくなる。

この家は便利な住宅地で慣れていて、ずっとそこに住んでいたいので、転居は全く考えなかった。 親父の例から70歳過ぎると、家の建て替えをする体力と気力がなくなってしまうと考えるので、60歳代に建て替えしたいと思った。

それと今回ハウスメーカーが見つけてくれたマンションに仮住まいをしてみて判ったのだが、年寄りにはなかなか短期間貸してくれる家が無いらしいよ。

今度建てる家は自分の生きている間は保つ家にするため、構造的に頑丈な長寿命を謳い文句にしているハウスメーカーに建築をしてもらったので少し高くついた。

I さんの新居は日当たりのよい2階リビングの素晴らしいお宅で、私が福味さんと最初に進めた2階リビング総2階間取り案の私のイメージモデルとなった。

私達夫婦は横浜のマンションに家竣工まで住んでいれば良いが、近くでで暮らしていたい母には仮住まいの家を探す必要がある。


最寄り駅前の不動産屋に飛び込んで
 「6月から年末まで86歳の母の仮住まいの部屋を探して」
 「お母様御独りで住まれるのですか」
 「そのつもりです」
 「それは難しいですよ。一応家主に聞いてみますので・・・」
電話を3件ほどしてくれたが、いづれもNGで
 「ご夫婦も一緒に3人で住んで、結果的に短期間となっても、始めから仮住まいを前提としないなら物件はあるので検討して下さい」
とのこと。こんな事を他の不動産屋でも繰り返す。

福味さんからも「仮住まいに奈良県に所有する空家を使って頂いても良いです」と2月の打合せ時に話を頂いていたが、母の独り住まいは想定していらっしゃらないだろう。

86歳の老人の独り住まいは火災や怪我の危険性があり、痴呆症かもしれないので貸し手が渋るのは当然だ。なるほど Iさんの仰った通り年寄りの仮住まいは難しい。この問題を軽く考えすぎていた。
母に事情を話し、
 「横浜のマンションに次女が使っていた部屋が空いているので、そこに仮住まいする事を考えてみて欲しい。横浜なら私達夫婦がいない時に次女が助けてくれるから」
と、母に提案してみた。

母は即答しなかったが、結婚して同じ横浜市内に住んでいる次女には事前に協力を頼んでいたので、後日次女も母に電話して側面援護してくれた。

4月になって、可愛い孫の近くならと母は「6ヶ月ほどの期間だったら」としぶしぶ横浜での同居を了承した。建て替え期間は出来るだけ短くなるよう福味さんにお願いしてみよう。

次に母の使っていた家具などをどうするか。仮住まいに必要な最小限の物ならともかく、物持ちの良い母の荷物を全て横浜のマンションにはとても入らない。

貸し倉庫に預けることを当っていたが、「所有の空家に母の荷物だけ置かせて頂けないか」と福味さんに厚かましいお願いした。ありがたくも福味さんに了承頂き、母の仮住まい問題が家解体2ヶ月前に片付いた。ホッ。(^^)

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住宅性能設計 温熱環境等級

温熱環境等級については、逆スラブ基礎の家を訪問時、福味さんからは
 「寒さ、暖かさの感覚は個人差が大きいので、これが絶対と云うものが無いのですが、関西では温熱環境等級4は贅沢だと思います。冬は北海道の様に寒くないので、夏の日射と風対策を重点的にすれば良い家になりますので、温熱環境等級は2(旧省エネ基準同等)で十分です。」
と言われていた。

私には北海道で「高気密高断熱」の住まいの体験があって、それがキーワードで検索してSwannHouseを知り、それがきっかけで福味さんを知ったのだという変な拘りがあって、「等級2では嫌だな」という気持ちと、逆スラブ基礎の家訪問で等級2でも寒くなかったという実感との間で葛藤していた。(^^;)

その後福味さんからメールがきた。
 「コストダウンと基礎に蓄熱させる目的で逆スラブ基礎をお勧めしましたが、バリアフリーにする為の微妙な床高調整とシロアリ対策のために高価な外断熱材使用すると、コスト面での逆スラブ基礎の魅力が無くなってきています。

又温熱等級ですが、関西地方でコストパフォーマンスの最も良いと思われるのは、

  基礎部分:内張り断熱ポリスチレンフォーム40mm
  外壁部分:硬質ウレタンフォーム吹付け25mm
  屋根部分:ネオマフォーム80mm

  これで開口部分は別として、温熱環境等級3(新省エネルギー基準)が確保されます。」と断熱案が提示されてきた。

夏の関西の暑さ対策で屋根の断熱を重視され、等級4並みに強化されている。
それなら良いかと基礎はべた基礎で、温熱環境等級は3でお願いしたのだが・・・・。



キッチン、カウンター、蓄熱暖房機ユニデールグリーンハイキ、造作棚などの細部検討をメールのやりとりをして進めて行ったが、たえず温熱環境等級3が引っ掛って心が晴れない。(^^;)
あとで悔いを残してもまずいので、等級4をもう一度お願いしてみようと夫婦で話し合い、その後20通を越える長文メールのやりとりが続いたが主な内容は次の通り。


 「『壁は柱を見せる真壁でなく、コスト面から大壁にする』と福味さんから前回の打合せで言われていました。真壁なら外張り断熱、大壁なら充填断熱だと私は考えていましたので、コスト的にも有利な耳長袋入りグラスウール16K 100mmの充填断熱にして、次世代省エネ基準の等級4を目指してほしい。」
たぶん福味さんは私のワガママに呆れられたと思う。
福味さん
 「関西にはグラスウールを完全な気密施工できる大工はいないので、気密保持が確実な硬質ウレタン吹き付け工法がベストと云う気持ちは変わりません。ただ、住むのは私では無くお施主様です。お施主様の気に入られる家を造らなければ独り善がりの駄作になってしまいます。」
そこまで言わせて申し訳ないことです。(^^;)

 「住宅評論家の南雄三氏はHPで最近の木造在来工法の家は気密性能をあらわすC値が平均5.5で、合板を壁に貼った家の平均は2.7であったと報告しています。
新木造住宅技術研究協議会(新住協)の『新在来木造構法マニュアル』にある ボード(合板)気密工法を採用して頂けないでしょうか」
福味さん
 「構造用合板を貼る事により気密性が向上するのは良く判ります。南氏が仰る通りC値3.0付近はそう苦心する事なく出せると過去の経験で思います。」

 「C値をとことん小さくなる事を追求したいと思っている訳ではありません。温熱環境等級4は温暖な関西ではC値が5.0以下なら合格なので、その程度でも十分なのではありませんか。」
などとやりとりして3月末に福味さんからメールがきた。

福味さん
 「それでは等級4を目指して躯体に対しては、屋根面:ネオマフォーム80mm・外壁:グラスウール16K・基礎:押出し法ポリスチレンボード3種50mmで検討したいと思いますが如何でしょう?」
と折れて頂いた。
4月中旬大阪での打合せで、温熱等級は4を目指すことを確認した。その後
福味さん
 「評価機関に打ち合わせに行って参りました。仕様基準では、あくまでグラスウールの内側を気密仕様にする事が要求されていまして、気密シート(次世代省エネタイプですと0.2mm以上)を充填しなさいとの事です。

  等級4を取得するには二つの方法があり、仕様基準を満足するか、性能基準を満足するかいずれかを満足させねばなりません。

  仕様基準は使う製品・施工方法が規定されており、その通りに行えば自動的に等級が取得できると云う事で、一般の設計事務所・工務店が等級を取得する際にはこちらを選択しています。

  性能基準は、ビルや公共建築物と同様、建物全体の熱損失係数を算出してその熱損失が定められている数値以下となる様、設計するやり方でハウスメーカー等が採用しています。」

仕様基準と性能基準という知らない用語が出てきて私の頭は混乱した。とんちんかんな質問メールをしては福味さんに御迷惑をおかけしながらも、あちこちのサイトを読んで勉強した。

省エネルギー(次世代型)住宅等承認一覧」のページがあって、上記の新住協も認可されている。この中には新在来木造構法マニュアルに載っているボード気密工法も含まれるのか、シート気密工法だけなのか不明だった。

恐れ知らずで私は新住協事務局にその事を質問メールしたら、新住協のAさんから親切にもメールで詳しく解説指導頂き、現時点では
 「新住協ではすでにシート気密工法で温熱環境等級4の型式認定を取得しています。 『断熱層の内側に気密層』という仕様基準があるので、合板による工法は特認を受けない限り等級4はとれません。ただ、この4月に省エネ基準法の一部改正により、それが外されると解釈できる条項が加わり、確認中です。」
との事であった。

私がボード気密工法・耳長袋入りグラスウールの充填断熱で温熱等級4を目指して欲しいとお願いしたが、福味さんには大変ご苦労をおかけしてしまった様で、福味さんから
 「熱損失係数Q値・夏期日射取得係数μ値計算して個人の注文住宅としては今回関西で初めての性能基準を評価機関と共に挑戦しようと思っています」
とメール頂いたのは4月末で、住宅性能評価機関と突っ込んだ検討をして頂いた様だ。
私のワガママを通して頂いて感謝!!



4月中旬までのメールのやりとりは総計179通(前回から69通)
最終的な仕様は建築仕様のページを参照下さい。

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住宅性能設計 耐震等級

住宅性能表示制度の等級検討をして、建築設計依頼書に盛り込んで福味建築士に伝えたのは、温熱環境等級 4、空気環境等級 3、高齢者等級 3、その他 1 というものだった。福味さんからは耐震等級と温熱環境等級について目標値を変えたいと提案がきた。

間取りが決定後、福味さんから
 「耐震等級は3を目指したいです。今後30年以内に大地震の発生確率が80%との報を聞けば、水平構面に対して何の考慮もしなくて良い等級1では心もとなく、構造等級だけはワガママを通させて頂きたいです。」と福味さんからメールがきた。

姉歯事件の様に建築基準法も守らないのは困るが、阪神大震災でも倒壊しないという現行の建築基準法準拠である等級1で十分なのではと私は思っていた。必要以上の等級でコストアップになるのも避けたいので「等級1から3に上げるために必要なコストはどうなのでしょうか」と尋ねてみたら、

福味さんから次の回答がきた。
 「等級1と3を比較した場合、コストアップの要因になるのは、まずは2階床面の剛性です。通常の床面ですと構造用合板を「川の字打ち」に止めますが、剛性を高める為に今回は「四周釘打ち」で止めます。このコストアップは4万5千円程度です。

次に耐力壁の増減による等級1と等級3の価格差ですが、耐力壁の配置バランス設計をしていますので、現在の耐力壁配置が大幅に崩れない限り、価格差はありません。」

そういう事なら、ぜひとも建築基準法の1.5倍の耐震等級3でお願いしたい。(^^)

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福味さん設計の家訪問

建築家選びの際に、福味建築士が設計監理した家を訪問しなかったのが妻には不満だったと先に書いた。1月と3月に2軒の家を訪問できたので感想を書いてみたい。




1月22日、SwannHouseの訪問は、施主のHPを隅々まで読ませて頂いていたので、次世代省エネ住宅での住み心地をお聞きできるのを楽しみにしていた。

福味さんと竹原さんに同行して訪問させて頂いたSwannHouseの外観は、写真の様に南面に大きな窓と深い庇を持ったサイコロハウスで、外壁はガルスパン仕上げ。ご夫婦と小学生のお子さん2人の4人家族で住んでいらっしゃった。

室内壁面は仕上げを省いて耐力壁を兼ねたOSBの構造材表し。はじめは見た目に違和感があったが、しばらくお邪魔しているとOSBも見慣れて悪くない。ここでコストダウンし、最高級断熱材ネオマフォームの外貼り断熱・基礎断熱に重点的に費用をかけるという施主の合理性が感じられた。

訪問させて頂いた日は晴天で、大きな南面の窓からの日射があって暖房を全くしていないのに暖かい。夜間や日射の無い時にはFFヒーター(写真左)1台での床下暖房で家中が十分暖かいとのこと。夏はとお聞きすると、深い庇で日射をさえぎっていて、南面窓から入り北側上部ロフト横のドレーキップ窓に抜ける風でクーラーを必要とする日は少ないし、外出から家に入るとヒンヤリした感じがすると奥様が仰った。さすがは次世代省エネ住宅だ。

玄関横クローク天井と2階のリビング畳の間にある床下収納がつながっており、リビング東面デスク足元と1階寝室の天井が通じていて、家が一体となった感じや、両面から使える押入、1階寝室南面の電動ブラインドシャッター、ロフト天幕中のダウンライトでの間接照明、住宅には珍しい折板屋根と、施主&福味さんのアイデアに満ちた家であった。




福味さんから基礎のコストダウン案として逆スラブ基礎が提案された。この基礎はべた基礎の残土処分費が少なくて、基礎工事費を 1/4程度削減出来るというもの。この工法で建築された家が左の写真。

3月12日、雪が積もり氷雨。訪問前に昼食に立ち寄ったご近所のレストランでは足元がジンジン寒かった。お宅に入ると床下空間が無く、リビングは基礎にタイル仕上げ。床がさぞかし冷たいかと思ったが、リビングに石油ストーブ1台での暖房なのに、素足で歩かせて頂いたが窓に近い隅の床までほんのり暖かいのは驚き。ダイニングで施主夫婦のお話をお聞きしたが、ご近所のレストランの様に足元が寒くない。

南西向きの大きな窓のお陰で冬は日射があると昼間はストーブ要らず、夏はベランダの大きな日よけで日射も無く、風が良く入って涼しくてクーラー要らずと半袖で元気な奥様が仰る。床のタイルと基礎の熱容量が大きく、床面の温度が外気温に左右されにくいのが冬も夏も快適なのだろう。

福味さんのHPではこの家は旧省エネ基準同等の温熱環境等級2となっていた。後で福味さんにお聞ききすると、性能基準では2と考えるが、厳密には床断熱の配慮していないので、仕様基準では温熱環境等級1だと言われた。今頃の家は耐力壁として構造用合板が使われているので、気密性能が良くて意外に冬も寒くないのかもしれない。



2軒のお宅を訪問して、福味さん設計の家は気密性能がよく、南面から北上に抜ける風の流れを十分考慮しているのが特長かなと感じた。
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間取り決定から

2月中旬に大阪での打合せで決定した基本間取りは、中央のLDK上に吹き抜けがあって、2階は西の夫婦寝室・クローゼットと、東の多目的室・トイレ・押入れを、吹抜け北上の渡り廊下でつながっていた。このため東西方向の水平強度が弱く、それを補強する構造設計が出来るかがポイントであった。

1週間経って福味さんから
 「西の寝室北上部から東のトイレ・押入れ上部までに幅5間×奥行1間(10畳)の小屋裏収納庫+ロフトを設けて、東西方向の水平強度を補強する」
という案がメールで送られてきた。
そしてロフトの北に窓をつけて排気できる様にし、南から北上への空気移動を考慮して片流れ屋根と勾配天井にした立面図が添付されていた。

基本間取り図では妻が欲しかったロフトは無かったが、収納は十分足りていてロフトはあきらめても良いと妻は言っていた。そのロフトが出来たし、北面上部の明かり取り窓は私の希望だったので、この案には私達夫婦は大満足。(^^) 

この後メールをやりとりして、各部の窓や扉や床材などの細部検討を進めて行ったが、写真画像も添付頂き、メールだけでも十分検討が出来たと評価している。

Photo福味さんからは、基礎のコストダウン案として左図の逆スラブ基礎が提案されてきた。
べた基礎で出る残土処分費がこの基礎は少なくて済み、基礎工事費を 1/4程度削減出来るというものだった。私は冬は寒そうだなというのが感想だったが、コストダウンになるなら実際にその基礎で造った家を見せて欲しいと要望して、その基礎上のリビングをタイル仕上げした家があり、3月に見学できるか施主に尋ねて頂く事になった。

この時期に妻が一番熟慮していたのはキッチン。キッチンは間仕切らずアイランドタイプにし、IHヒーター設置と決めていたが、その他検討すべきことはいろいろあった。

①システムキッチンにするのか、システマないキッチンにするのか
②システムキッチンとするとメーカーがどこが良いのか
③カウンタートップは何を選択するのか
④パネルの色をどうするか
⑤排気は従来のレンジフードにするかグリーンハイキにするか
食器洗い機は自分の生活スタイルでは必要か
⑦排水口のトラップ形状は浅型が主流だが、ゴミ詰まりは無いのか
などなど。

横浜にあるキッチンメーカー8社(松下・TOTO・INAX・クリナップ・サンウェーブ・タカラ・ミカド・ベルテクノ)のショールームを顔見知りになるくらい何度も訪問して判ったのは、どこのメーカーもそれぞれ良さがあって、どこのものが良いという程の差は無く、選び手が何を重視するのかが大事と感じた。

妻が最重視しているのは上記の⑦項であるという事だった。最近流行の細かい網目の浅型トラップはシンク下の収納容量は増えるが、「すぐに目詰まりであふれる」とご近所でキッチンをリフォームした方から聞いていた妻は、その事が一番気になった様だ。その対策をしているのはS社の新タイプしかなく、妻のキッチン選択は一件落着した。



最初からここまでの総メール件数は110通。
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梅の木は残った

1月中旬大阪での打合せで、福味さんは1階に母の居室と水周りとLDKを配置し、リビング機能の一部を2階吹抜けに隣接した場所に多目的室を設け、1・2階の面積バランスを取ったAとBの2つの間取り図を模型と共に準備頂いていた。

両案とも良い所があって甲乙つける事が出来ず、2つの案にそれぞれ私達の要望も加えて改良した間取り案を検討頂くことになった。


【A1. 5間×4間案
福味さんの設計で、
北と北東に2台の駐車スペース、間口5間で奥行4間の家。
1階北西に浴室と坪庭、西に母の居室と納戸、中央に北向き玄関、東にLDKを配置。
2階西に夫婦寝室・クロークと南西にベランダ、東に吹抜けと多目的室、北にトイレと納戸
延べ床面積30.5坪の案。納スペースが多く、2階多目的室から1階の居間を吹抜けを通じて見下ろせるのが特徴。

東側に庭を確保するため北側道路沿いの縦列駐車に、母の居室を風通し改善して、夫婦寝室を小さくしてクロークを倍のスペースに、多目的室を広くしてロフトをと改良をお願いする。

【A2. 5間x4間改良案1
北に2台の縦列駐車スペース、西向き玄関に変わり、お願いした点は解消されていたが、北西にあった浴室から眺める坪庭がなくなっているのが気にいらない。(^^;)

【A3. 5間x4間改良案2
北に2台の縦列駐車スペースを確保し、1階中央に北向き玄関で浴室北側の坪庭が復活した。家を1m南に寄せたため、南庭が狭くなった以外は延べ床面積29.5坪にうまく纏まっており、私は概ね満足。


【B1. 間口5.5間長方形案
竹原さんの設計で、
北に1台の駐車スペース、間口5.5間の家。
1階西にLDK、東南に母の居室、北東に浴室、中央東に北向き玄関。
2階西に多目的室と納戸・トイレ、中央に吹抜け、東に夫婦寝室・クロークとバルコニー
述べ床面積が34坪の案。

鬼門に浴室があるのは駄目、母の居室は仲の良い西の隣家側にしてと母の注文が出た。それと私は知らなかったのだが、夜間路上駐車は自治会で禁止の申し合わせがあるので来客の事も考えて2台の駐車スペースがあった方が良いとの母からの提案も伝えた。

【B2. 間口5.5間長方形改良案1
北に2台の縦列駐車スペース、
1階北西に玄関、西に母の居室とトイレ、中央部分はキッチンが南側にあるLDK、東に納戸・洗面室、東南角に浴室、
2階は西に夫婦寝室・クローク、中央に吹抜け、東に多目的室と納戸
延べ床面積32.5坪の案。

2階にトイレ設置と1階東南角の浴室は北にずらし、納戸と洗面室を狭くして東南角には家事コーナーを設ける様お願いをする。

【B3. 間口5.5間長方形改良案2
B2案での私の要望を取り込んだ間取り。
1階のLDKにはいわゆるリビングセットは置かないと夫婦で決めていたので、中央のLDKの幅を半間狭くしても良いと考え、その作図もお願いした。

【B4. 間口5間案
竹原さんは半間狭める事には反対だったが、B3案で中央のLDKの幅を半間狭くし、延べ床面積30.5坪の案。


2月中旬、枚方の家でA3・B3・B4の3案を3人で検討した。
私はA・Bどちらの案も良いと思ったが、妻はB案がキッチンから隣の母の居室や、吹抜け2階には多目的室と夫婦寝室と気配が感じられ、動線が良いので使い易いと言う。

母はB案が30年間和んだ梅の木が残せそうなのも良いと妻に同意した。確かにA3案は梅を伐採しないといけない位置関係だ。私は2人が良ければそれで問題はない。LDKが狭いB4案で良いという事に意見がまとまった。

16080659左は今年の梅の花。私達夫婦は毎年母が送ってくれる梅の実は知っているが、この木が咲くのを始めて見た。
ぎりぎりで梅の木を残せそうと母は大満足。(^^)


この事を設計事務所での打合せで福味さんに伝えた。

福味さんは「B4案は強度面で不安があり、対策を考えてみる」と言われた。
私達からは2階はトイレ・クローゼット以外は間仕切りをしない事と、キッチンは南を背にして配置し、うしろの南窓はピクチャーウインドウ的に腰窓をと提案した。
以前H建築士が設計した家と同じキッチン配置で訪問時に「朝の光が当たり炊事が楽しい」と奥様が言われていた事が印象的で強く影響を受けている。(^^)

2階リビング総2階案から1ヶ月回り道をしてしまったが、基本的な間取りが決定し、設計監理契約を結ぶことになった。



ここまでで最初のメールから79通。

ps.その後の梅ノ木

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2階リビング総2階案

正月をはさんで福味建築士とのメールのやりとりは続いていた。
福味さんから提案された間取り案への私達の考え整理と、1月にSwannHouse見学のお願いが主たる内容。

2階リビング総2階案
PDF添付メールで送られてきた案は、
1階 夫婦寝室・母の和室・納戸・浴室・洗面所・トイレ・玄関
2階 リビング・畳の間・キッチン・バルコニー・トイレ
で、3人で住むのに無駄無く、たいへん良く纏まった5間×3間総2階の間取り案であった。

母の寝室位置と風通し、駐車場の位置、浴室の位置、2階のキッチンの位置などの要望を伝えた。
私の要望に対する質問と回答のやりとり後、『カタチ』の『カ』くらいかなと第二案が送られてきた。

2階リビング総2階第二案
前案で気づいた要望点は解決されていて、風通し対策もされており、とても『カ』の段階では無く、『カタ』には行っていると思った。(^^)
母が2階に行かなくても簡単な調理が出来るミニキッチンを1階に設けて欲しいという要望以外は私達夫婦は全く完璧なのではと思える間取り案になっていた。すごい。

それと共に、慌しい師走の暮れにかかわらず、母の住む枚方の現地へ敷地調査に行きたい旨の積極的なメールを頂戴したので、ミニキッチンを追加修正した案を印刷して母に届けて頂く様お願いした。

2階リビング総2階第三案
第二案にミニキッチンを設けた案がPDF添付メールで私に、印刷したもので母に届けられた。

母からは福味さん訪問時の様子と図面通りの間取りで良い旨の電話が来た。私のサラリーマン卒業、次女の結婚、枚方の家建替えの間取り決定で「良い年だったなぁ」と妻と話し合って、正月を迎える事が出来た。

新しい年になり、第三案の間取りで模型を作るという予定とSwannHouse見学承諾のメールを頂いた。


万事良しなのだが、私の心はすっきりしない。2階リビング総2階第三案は、たいへん整っていて、2階リビングからの眺望も良いし、1・2階の床面積がバランスよくて、総2階でのコスト面でもメリットがあるが、45度角度サイコロハウス案の様にワクワク感が無い。

妻にそのことを話すと、妻も「たしかに何かが違う感じやね」と言う。

母はと電話で話すと、
「頂いた図面を正月に見て考えたが、2階へはあまり行かない事になるやろうと思う」
と母の本音が出た。2階への昇降は足腰が弱らないよう母にはむしろ良いのではと私は勝手に考えていたが、階段昇降はかなり負担だったようだ。

福味さんが「カ」くらいだと言われたのは、私達の暮らし方を再検討してみる必要性がある事を示唆されたのではないかと思い至った。改めて妻と母が暮らしに何が最優先点かと考えてもらうと。

妻>いつもいるキッチンから他の階までの気配が感じられる事
母>階段の昇降はしないで暮らしたい

う~む。第三案では2階キッチンにいる妻は、1階寝室の母や私の気配は感じられないし、母は食事のたびに2階への階段を昇降しないといけない。このまま進めると、家族が不満を持ったまま生活しないといけなくなる。


この事を正直に福味さんにメールする。福味さんから
 「はい~。そろそろこの様なご返事が来る頃だと思っていました。これで『カタ』に進めます。今までご覧に入れた案は、誰の家でも通用する極めてオーソドックスなプランです。決して悪くはないのですが、どうせ新築するなら、kawa様の家たる所以を盛り込みたいですね。」
と寛大なメールが返ってきた。福味さんの内心はともかく、お見通しですよという配慮のメールは有難い。

気持ちを楽にして大阪へ行ける。(^^)



ここまでで交わしたメールは56通。

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建築設計依頼書

その後福味さんから「45度角度サイコロハウス案」のバース図や、先述のT女性建築士(以下竹原さんと書く)が作成された「5間×3間2階リビング総2階案」がメールされてきていた。「45度角度サイコロハウス案」は老齢の母には常識外と不評で敬遠させて頂く事にした。

福味さんからは「カタチ」の「カ」の入口だとメール頂いたが、竹原さん作成の5間×3間の「2階リビング総2階案」は私達3人が住むのに丁度良い広さで、これを元に検討していけば良いと思った。

福味さんに正式に設計をメールでお願いしたが、こちらの要望をあって欲しくない事あって欲しい事にまとめ直して明示し、希望する住宅性能表示等級を加えた建築設計依頼書を添付した。


建築設計依頼書
[依頼者]   **** 横浜市******** ℡**********
[建設予定地] 枚方市**********
 58坪強(東西13m 南北15m)  現状は築35年約30坪の古家あり、別途解体必要 第一種低層住居専用地域 建蔽率40% 容積率80% 第一種高度地区
[建設予算]  *****万円(設計監査料、消費税別)
[家族構成]  本人、妻、母
[家族趣味・特技] 
 本人:パソコンソフト、インターネット、サイクリング、温泉巡り、菜園
 妻:生花、読書、料理、ガーデニング、サイクリング、温泉巡り
 母:書道、読書、庭いじり
[必要な部屋] 主寝室、母の部屋、LDK、浴室、洗面室、トイレ、クローゼット、押入、仏間、納戸
[駐車場など] カローラクラス1台、自転車3台
[希望事項]
① あって欲しくないこと
 1. 暗く、じめじめしていて、カビくさい
 2. 冬、トイレや風呂場が寒い(冷ショックで祖母が風呂で亡くなった)
 3. 夏、風通しが悪く、2階が特に暑い(西風の採り入れ・西日対策、屋根の遮熱) 
 4. 冷暖房費がかかる
 5. 壁内結露で構造体が腐る
 6. 家の中で火を使う(ガスや灯油の使用で空気汚染、火災)
 7. 家の中でつまずく
 8. 急勾配で踊り場のない階段は転げ落ちる怖さがある
 9. 隣家から室内が丸見え
 10. 料理中居間の家族が見えない(妻の思い)
 11. 化学物質で目がチカチカする
 12. 戸外への音漏れが大きい
 13. 仮住まい期間が長い(母の希望)
② あって欲しいこと
 1. 中古物件として売る時売りやすい(将来関東に移住の可能性あり)
 2. すっきりした外観
 3. ロフトまたは小屋裏収納のある家(妻一番の希望)
 4. 開放感があり、ベンチと物入れがある玄関
 5. 天井の高いリビングで南面にバルコニーがあり広く感じる
 6. 無垢の木の香りを感じられ、安眠できる寝室
 7. 娘達家族を泊めてやれる場所
 8. 収納スペースが多い(母の希望)
 9. 戸外が眺められ温泉気分が味わえる風呂
 10. 新聞や郵便を家の中で受け取れる
 11. 冬の陽だまりと素足で過せる床(母の希望)
 12. 小型犬を飼える場所
 13. 室内戸はできるだけ引き戸
 14. 家庭菜園・ガーデニングスペースがある
 15. 母の部屋にミニキッチンを(母の希望)
③ 住宅性能
 温熱環境等級4、空気環境等級3、高齢者等級3、その他1以上
④ 設備
 1. IHヒーター、深夜電力利用給湯機(価格差が小さければエコキュート)・蓄熱暖房機
 2. ルーバー雨戸orシャッター
 3. 遮熱複層ガラス窓
 4. トップライト(または北面上部明り取り窓)


ここまででメールのやりとりは25通。

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住宅性能表示制度

平成12年に住宅品質確保促進法(品確法)で、住宅供給者の新築住宅瑕疵保証を10年間にわたり行うことの義務が規定された。その枠組みの中で住宅性能表示制度は、住宅の構造的な強さや火災時の安全性、高齢者への配慮などを、住宅の性能を公的に指定された機関が評価し、それを表示できる任意制度としてスタートした。

住宅性能表示制度は、国の指定を受けた指定住宅性能評価機関が10項目について等級や数値などで評価するのだが、F建築士(今後は福味建築士又は福味さんと書く)から「どの等級を望むのかを検討してみて」とメールで言われていた。
茶色部分が検討結果。


構造の安定・・地震や台風などに対する強度地震、暴風、積雪(多雪区域のみ)について「損傷防止」と「倒壊等防止」の2つの観点から評価するもので、地震については阪神大震災や姉歯事件で関心の高まった項目かと思う。
・損傷防止
 数十年に一回は起こりうる(すなわち、一般的な耐用年数の住宅では1度は遭遇する
 可能性が高い)大きさの力に対しては、大規模な工事が伴う修復を要するほどの著し
 い損傷が生じないこと。

 耐震では概ね震度5強相当で損傷しない事を建築基準法で定められているが、
 それを等級1としている。

・倒壊等防止
 数百年に一回は起こりうる(すなわち、一般的な耐用年数の住宅では遭遇する
 可能性は低い)大きさの力に対しては、損傷は受けても、人命が損なわれるような
 壊れ方をしないこと。

 耐震については震度6強から7程度、関東大震災時の東京、阪神淡路大震災時の
 神戸で観測された地震の揺れ相当で倒壊しない事を建築基準法で定められている
 が、それを等級1としている。

姉歯事件は建築基準法すら守られていなかった訳だが、私は建築基準法準拠の等級1が守られている事を住宅性能評価機関で客観的にチェック頂ければそれで十分だと考えた。


火災時の安全・・火災の感知や燃えにくさ
住宅の中で火事が起きたときに、安全に避難できるための、燃え広がりにくさや避難のしやすさ、隣の住宅が火事のときの延焼のしにくさなどを評価する。

今度の家は住まい手が年寄りだけなので、オール電化住宅にして火災発生の可能性を減らして、火災警報器を設置してもらえば良く、等級1で良いと判断した。


劣化の軽減・・防湿、防腐、防蟻処理といった建物の劣化対策
年月が経っても土台や柱があまり傷まないようにするための対策がどの程度されているかを評価する。構造躯体が2世代(50~60年)もつ対策がされているのを等級2とする。

私の歳からそこまでの配慮は不要と考え、等級1で良いと判断した。


維持管理への配慮・・給排水管やガス管の清掃・点検・補修など維持管理のしやすさ
水道管やガス管、排水管といった配管類は一般に構造躯体の修繕などを実施するよりも早く取り替える必要があり、配管の点検や清掃のしやすさ、万一故障した場合の補修のしやすさなどを評価する。
躯体を傷めないで点検及び補修を行うための対策や躯体も仕上げ材も傷めないで点検、清掃を行うための対策が講じられているのを等級1とする。

配管が基礎コンクリートに埋まっていても良いと考え、等級1で良いと判断した。


温熱環境・・住宅の省工ネルギー効果
暖房や冷房を効率的に行うために、壁や窓の断熱などがどの程度されているかを評価する。
等級が高いほど省エネルギー性に優れていることを意味し、
等級2は住宅金融公庫の旧省エネルギー基準と同等。
等級3は住宅金融公庫の新省エネルギー基準と同等。
等級4は住宅金融公庫の次世代省エネルギー基準と同等。

北海道で高気密・高断熱住宅での快適さや省エネを体験したため、この項目にはこだわりがあった。大阪で次世代省エネルギー基準で福味さんにより設計された先述の
SwannHauseの様に、次世代省エネルギー基準である等級4を希望したい。


空気環境・・科学物質に対する配慮や換気対策など
空気中のホルムアルデヒドの放散量で決まる。
等級2:0.020mg/m2・h以下(F☆☆☆)
等級3:0.005mg/m2・h以下(F☆☆☆☆)
また、住宅の中で健康に暮らすためには適切な換気が必要なので、どのような換気設備が整えられているかについても評価する。

シックハウス問題は、化学物質と健康との影響に関しての疫学的な因果関係が必ずしも明らかではないけれども、平成15年にシックハウス法施行で自動的にホルムアルデヒドの発散量が極めて少ない等級3となると判断した。


光・視環境・・室肉の明るさを左右する開ロ部の比率
東西南北及び上方の5方向について、窓がどのくらいの大きさで設けられているのかを開口率(%)で評価する。

これは建築士さんにお任せとする。


音環境・・屋外の騒音に対する遮音性
主に共同住宅の場合の評価項目で、隣の住戸への音などについて、その伝わりにくさを評価します

これは建築士さんにお任せとする。


高齢者などへの配慮・・段差や手ずりなどバリアフリーの度合い
高齢者や障害者が暮らしやすいよう、出入り口の段差をなくしたり、階段の勾配を緩くしたりというような配慮がどの程度されているかを評価する。
等級3は、部屋の配置・段差の解消・階段の安全性・手すりの設置・通路出入り口の幅員・寝室便所浴室の寸法 の基本的な措置が行われているもの
等級2は、部屋の配置・段差の解消・階段の安全性・手すりの設置 の基本的な措置が行われているもので寝室・便所・浴室には既定がない

86歳の母と住む家なので寝室・便所・浴室にも配慮が必要と考え等級3を希望したい。


防犯に関すること・・開口部の進入防止対策
外部開口部(ドアや窓など)について、防犯上有効な建物部品や雨戸等が設置されているかの侵入防止対策を評価する。

これは建築士さんにお任せとする。


なるほど住宅性能表示制度の各項目を検討することで自分が住みたい(作りたい)家の輪郭がはっきりしてくる。どの項目を重視するかは各個人によって異なるが、高い等級を実現する為にはそれなりの費用が必要となる。私としては温熱環境・高齢者などへの配慮が重要で他の項目は福味建築士にお任せで良いと判断した。


ps.横浜に在住して大阪の福味さんと枚方の家作りは、メールのやり取りと毎月1回以上の大阪での打合せで進める事とした。

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